家を買うにはどうすればいい?住宅購入の流れや注意点を徹底解説

日常

「家を買いたいけど、何から始めればいいんだろう?」
「家を買うときの手順が知りたい」

このように、住宅購入を決めても手順がわからず困っていませんか?

家を買う機会はそうそうないので、いざ購入するとなってもどうすれば良いかわかりませんよね。そこでこの記事は、 住宅購入の手順でお困りの人に向けて、以下3つの情報をお届けします

  1. 家を購入するまでの流れ
  2. 家を購入する際の注意点
  3. 家を買うタイミング

本記事を参考に、あなたにとって理想のマイホームを購入しましょう。

1.家を購入するまでの流れとは?9ステップで紹介

スムーズに家を買うために、まずは家を買うための手順を把握しましょう。物件探しから入居後まで、住宅購入にはやるべきことがたくさんあります。何も知らない状態で行動してしまうと、思わぬトラブルが起きるかもしれません

たとえば、売買契約を結んでからキャンセルしたくなったり、住宅ローン審査の書類に不備があったりなど。こんな事態を避けるためにも、家を購入するまでの9ステップを知ることが大切です。

  1. 物件の情報収集
  2. 見学して物件を絞り込む
  3. 購入申し込み&住宅ローンの事前審査
  4. 売買契約
  5. 住宅ローンの申請
  6. 内覧会に行く(※新築物件のみ)
  7. 残金決済をおこなう
  8. 引渡し後、入居
  9. 住宅ローン控除を忘れずに

それぞれ詳しく解説していきます。

ステップ1.物件の情報収集

「新築の一戸建てとマンション、どちらにしよう?」
「静かな郊外に住みたいなぁ」

家の購入を検討する際、初めに考えるのが「どんな住宅に住みたいか」ではないでしょうか。多くの人にとって、家の購入は人生で何度もあることではありません。そのため、家の購入で失敗してしまうと、洋服のように簡単に買い替えることはできないでしょう。

なので、あなたにとって理想のマイホームとは何か、よく考えてみてください。理想のマイホームを明確にするには、希望の条件をリスト化すると良いでしょう。リスト化すれば情報収集もスムーズになり、良い物件と出会える確率もあがります。

以下の項目を参考に、あなたの希望条件を挙げてみてください。

  • 居住エリア
  • 周辺施設や環境
  • 新築 or 中古
  • マンション or 一戸建て
  • 間取りおよび広さ
  • 購入価格の上限

希望条件をリスト化したら、その中から「絶対に外せない条件」と「妥協できる条件」に分けてみてください。まずは「絶対に外せない条件」のみで検索して、物件を絞り込みましょう。

そこから少しずつ「妥協できる条件」を増やしていけば、あなたが理想とする物件に出会えるでしょう。

ステップ2.見学して物件を絞り込む

いくつか物件候補を決めたら、実際に見学しましょう。間取り図や写真、説明文だけで契約することは避けてください。実物と写真の印象が違うことは、少なくありません。

間取り図では広そうだったのに、部屋に立ってみると狭く感じることがあります。反対に、写真ではあまり惹かれない中古物件でも、実際に見てみれば魅力的に思えることも。このように、データ上だけでは伝わらない家の印象があるので、多くの物件を見学するのがおすすめです。

新築マンションなら完成前でもモデルルームが公開されているので、ぜひ行ってみましょう。モデルルームのない一戸建てや中古物件なら、物件を扱っている会社に問い合わせれば現地を見学できるはずです。

そして、実際に見学するときは、何となく見るだけではいけません。買ってから後悔しないように、念入りに家の状態を確認する必要があります。一例として、見学当日は以下の項目をチェックしてみてください

  • 日当たり・風通し
  • 遮音性
  • コンセントやテレビ端子の位置・数
  • 収納の数・サイズ
  • 水回りのカビ・汚れ
  • 天井や壁の雨漏り
  • 外壁のひび割れ、床のたわみなど建物全体の状態
  • バルコニーや庭の奥行きや広さ、設備

この他にも、周辺環境・駅までの道のりも重要です。商業施設や駅の近さなどの利便性、騒音があるかといった要素は、実際に住む上での快適さに深く関わります。時間帯を変えて何度か見学すれば、1日を通しての周辺環境の様子が見えてくるでしょう

気になる物件を全て見学したら、比較して物件を絞り込んでいきます。物件データや見学時の印象からじっくり考えて、1番良いと思った物件を選びましょう。

ステップ3.購入申し込み&住宅ローンの事前審査

購入したい物件を見つけたら、仲介会社に物件購入を申し込みます。このとき、気をつけたいポイントがあります。それは新築の場合、先着順で申し込みを受け付けるケースがあることです。

買うと決めたのにいつまでも悩んでいると、申し込みが締め切られてしまうかもしれません。物件購入を決めたら、早めに行動することが大切です。また、物件によっては、申込証拠金を支払う必要があります。

申込証拠金とは、購入意志を示すために支払われるお金です。このお金は契約成立すると家の購入代金に充てられ、契約しなかった場合は返金されます。そのため、余計な出費とはならないのでご安心ください。

ちなみに、購入申し込みの段階ではキャンセルが可能です。しかし、仲介会社や売主に迷惑をかけてしまうので、なるべくキャンセルしないよう慎重に物件を選ぶべきでしょう。

また、購入申し込みの際には、購入価格の交渉ができます。売主や仲介会社は値下げ交渉されることを想定して、あらかじめ高めの売値に設定していることも少なくありません。ですので、購入価格を値下げしてもらえるか、遠慮せずに相談してみてください。

次に、住宅ローンの事前審査を受けます。購入申し込みと同じタイミングでおこなうのが一般的です。

消費者金融に多額の借り入れがある人や、税金を滞納している人は審査に通らないかもしれません。このような状態の人は、あらかじめ借り入れは返済し、税金は全て収めてから事前審査を受けましょう

ステップ4.売買契約

購入する物件が決まり、住宅ローンの事前審査も通ったら、いよいよ売買契約を結びます。一般的に、売買契約時に用意するものは以下の通りです。

  • 本人確認書類
  • 実印
  • 印鑑登録証明書
  • 収入印紙の代金
  • 仲介手数料の半額
  • 手付金(購入価格の10%ほど)

このときに大切なのは、契約前に必ず「重要事項説明書」と「契約書」を確認することです。書類の細部まできちんと目を通し、わからないところは必ず質問しましょう。後から自分に不都合な契約内容だと気づいても、売買契約後のキャンセルは困難です。

契約後にキャンセルすると、支払い済みの手付金は放棄しなくてはいけません。購入価格の10%を失うのは、手痛い損失ですよね。なので、「わからなかった」「知らなかった」と後悔しないために、細かいところまで納得した上で契約しましょう。

ステップ5.住宅ローンを申し込む

売買契約を結んだら、正式に住宅ローンを申し込みましょう。事前審査を通っている人なら、まず問題なく本審査もクリアできます。住宅ローンの申し込みには、主に次の書類が必要となります。

  • 本人確認書類
  • 実印
  • 印鑑登録証明書
  • 住民票(本人・家族が記載されたもの)
  • 収入証明資料(源泉徴収票や確定申告書など)
  • 物件の売買契約書
  • 預金通帳や証書

金融機関によって必要書類の規定は異なるので、必ず事前に確認しておきましょう。本審査が承認されたら、ローン契約を結べます。万一、本審査が通らなかったときは、ローン特約により売買契約が解除されます。

ローン特約による契約解除の場合、支払い済みの手付金や仲介手数料は返金されるケースがほとんどです。多額の損失が発生することはないので、あまり不安がらずに承認結果の通知を待ってくださいね。

ステップ6.内覧会に行く(※新築物件のみ)

新築一戸建てや新築マンションの場合、物件完成後に事前内覧会がおこなわれます。モデルルームではなく、実際に住む家をチェックできるので必ず参加しましょう。内覧会では、建物の仕上がりが設計図面通り正しく造られているか、汚れや傷がないかなどを確認します。

さらに、電気や水道、設備に不具合がないかもチェックしてください。仮に問題が見つかったなら、小さな点でも指摘しましょう。内覧会まで購入者は家に入れないため、そこで見つけた問題点は施工業者の責任となります

そのため、無料で修繕工事を実施してもらえます。しかし、入居後に問題点を見つけた場合は、無料とはなりません。なぜなら、入居後に見つけた問題点は、施工業者と購入者のどちらの責任か判断できないからです。

内覧会で問題点を見落とすと自己負担で補修することになるので、時間をかけて隅々まで点検しましょう。

ステップ7.残金決済をおこなう

ローン契約や内覧会を終えたら、残金決済をおこないます。残金決済とは、購入価格から手付金を引いた残りの代金を全て支払うことです。手続きは主に、ローンを借り入れる金融機関でおこなわれます。

手続き日は金融機関の担当者だけでなく、売主や司法書士、仲介業者など多くの人が出席します。突然の日程変更や遅刻などで迷惑をかけないよう、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。手続きに必要な書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類
  • 住民票
  • 実印と銀行印
  • 印鑑登録証明書
  • 住宅用家屋証明書
  • 金融機関の通帳

他にも必要書類を指定される場合があるので、前日までに漏れなく準備しておきましょう。書類に不備がなければ住宅ローンの融資が実行され、残金決済がおこなえます。

ステップ8.引渡し後、入居

多くの場合、残金決済の日=引渡し日となります。残金決済後に物件の鍵が渡され、司法書士による所有権移転登記などが終われば、ついに引渡し完了です

引き渡し後は、好きなタイミングで入居できます。引っ越しの準備や業者の手配をおこなって、新生活をスタートさせましょう。

ステップ9.住宅ローン控除を忘れずに

引っ越し完了して手続き終了…ではありません。入居後に忘れてはならないのが、住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の申請です。住宅ローン控除とは、10年以上のローンを組んでいる人が年間最大40万円の所得税控除を受けられる制度です。

ただし、住宅ローン控除を受けるためには、会社員でも確定申告をしなくてはなりません。確定申告は、ローンを組んだ翌年の2月16日~3月15日の間に税務署でおこないましょう。たとえば、令和3年5月にローンを組んだ場合、令和4年の2月16日~3月15日の間に確定申告します。

ローン決済から確定申告まで期間が空いている場合、忘れないように注意しましょう。控除された税金は、申告からおよそ1ヶ月以内に、銀行口座へ還付金として振り込まれます。なお、会社員は初年度に確定申告をすれば、2年目以降は会社への書類提出のみで自動的に住宅ローン控除が適用されます。

確定申告を面倒に感じる人もいるかもしれませんが、年間最大40万円の還付金は魅力的ですよね。きちんと申告すれば、その分お金が戻ってきます。面倒臭がらずに、最後に頑張って確定申告しましょう。

以上9ステップが、家を購入するまでの流れとなります。解説した内容を参考に、ぜひ住宅購入の計画を立ててみてください。とはいえ、家を購入するまでの流れだけでは、行動するには不安が残る人もいるのではないでしょうか?

2.家を購入する際の3つの注意点とは?

ここまで、家を購入するまでの流れの解説をしました。次に知って欲しいのが、家を購入する際の注意点です。注意すべきポイントを知らずに行動してしまうと、計画が行き詰まってしまうかもしれません

あらかじめ以下3つの注意点を対策すれば、不要なトラブルを回避できるでしょう。

  1. 現実的な資金計画を立てる
  2. 住宅診断は契約前におこなう
  3. 自分の家の売値を確認する

1つずつお話します。

注意点1.現実的な資金計画を立てる

住宅の購入価格は一般的に数千万円以上からと、非常に高額ですよね。そのため、住宅購入のために自己資金を用意したり、多額のローンを組んだりと、資金計画を立てなくてはなりません。その際に、現在の収入や貯蓄に見合わないプランを立ててしまうと、生活が苦しくなるかもしれません。

「家を買うために貯蓄を使い果たして、もしものときが心配…」
「毎月のローン返済で、生活費が圧迫されてる」

せっかくの新居生活がこんな状態になるのは、誰も望んでいませんよね。ですので、資金計画を立てるときは次の3点を意識してみてください。

  1. 無理のあるローン返済プランにしない
  2. 手付金や諸経費で使う自己資金額を貯めておく
  3. あらかじめ決めた予算額を守る

現実的な資金計画を立てて、経済的に不安のない新居生活を送りましょう。

注意点2.住宅診断は契約前におこなう

中古物件の購入を考えていて、住宅診断(ホームインスペクション)をする場合は、売買契約前に実施しましょう。売買契約後に住宅診断をして欠陥が見つかったとしても、契約のキャンセルには違約金が発生します

契約前の診断で欠陥が見つかれば、多額の違約金を負うことはありません。住宅診断にはおよそ5万円以上かかりますが、家の安全性を確かめたい人はぜひ1度検討してみてください。また、売主側が住宅診断をしているケースもあります。

「売主が診断しているなら安心では?」と思うかもしれません。しかし、費用を抑えるために簡易的な診断で済ませている可能性もあります。ですので、まずは診断結果を確認してみてください。

診断項目が少なく不安を感じたら、より詳しい検査ができる住宅診断サービスに依頼しましょう。

また仲介会社によって、サービスで住宅診断を行ってくれる会社もありますので、間に入る仲介会社がいる場合は確認してみましょう。

注意点3.自分の家の売値を確認する

住み替え予定の場合は、現在の自分の家がいくらで売却できるのか確認するのも重要です。売値を把握しておけば、資金計画を立てる際に、売却益を考慮してプランを練ることができます。

売却益を新居購入の初期費用に充てれば、ローンの借入金を大きく減らせるでしょう。自分の家の売値を確認するには、不動産会社の査定が必要です。ただし、査定額は会社ごとに異なるので、複数の会社に依頼して比較してみてください。

もしかしたら、人によっては「複数の会社に依頼して回るのは大変」と感じるかもしれません。そういった人におすすめなのが、不動産一括査定サイトです。不動産一括査定サイトなら、やることはWEB上で物件情報を入力するだけ

たったそれだけで、複数の会社にまとめて査定を依頼できます。住み替え予定の人は、まずは自分の家の売値を確認して、資金計画に活かしましょう。(※不動産会社の人の時間と手間を取らせるので、軽い気持ちで一括査定を使うのはやめましょう。)

これらの3つの注意点を意識すれば、問題なく住宅購入できるはずです。家を買うのに不安がある人は、ぜひ参考にしてみてください。最後に、購入時期で迷っている人に向けて、家を買うのに最適なタイミングを解説します。

3.家を買うタイミングはいつがおすすめ?

これまで、家を買う手順や注意点などのお話してきました。住宅購入の決心がついた人は、ぜひ解説した内容を参考にしてみてください。しかし、中には「そもそも購入時期がわからないんだけど…」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、今の日本の経済的には「いつ買っても良い状況」と言えます。なぜなら、2016年にマイナス金利が導入されて以来、住宅ローンの超低金利が続いているからです。そのため、いつ家を買っても、金利額が極端に増えて損することはありません。

ですので、経済面よりも「自分の年齢」や「ライフスタイルの変化」に合わせて、買うのがおすすめです。高齢になるとローンの借り入れ可能な金額が少なくなり、自己資金の負担が増えます。そのため、ローンが組みやすい30代のうちに家を購入するのもありです。

また、結婚や子供の成長などライフスタイルの変化に合わせて、思い切って家を買うパターンも。転校で子供の環境を変えないように、子供が小学校に上る前に家を購入する人もいます。

このように、年齢やライフスタイルに応じたタイミングで、家を買ってみてはいかがでしょうか? 超低金利が続くこの機会に、自分のライフプランを考えてみてください。

まとめ

ここまで、家を買うための流れや注意点についてお話してきました。あらためて、紹介した内容をおさらいしましょう。

  1. 家を買うときは、物件の情報収集から始まり住宅ローン控除申請で終わる
  2. 家を買う前に、住宅診断や現在の家の売値を確認し、現実的な資金計画を立てる
  3. 超低金利が続いているので、いつ家を買っても良い

これらのポイントは、一戸建て・マンションどちらにも共通しますので、今後の物件探しにぜひ役立ててくださいね。家は、人生で最も大きな買い物と言っても過言ではありません。後悔しないよう、じっくりと物件を見極めて、あなたの理想のマイホームを手に入れましょう!

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